色褪せた過去の鮮やかな夏の風景
夏は好き、夏が待ち遠しい。
でもどうして好きなのかわからない。
わたしが懐かしいと思う夏の風景はわたしの体験したものじゃない。すきだけどね、夏特有のノスタルジー。
わたしの夏は、どうだった?
何を思い出す?
高校時代。
ジリジリ焼け付くアスファルト、生温くまとわりつく空気、排気ガス、浮わついたセーラー服。旧国道のあの帰り道を思い出す。とにかく怠い。
高3の夏休み、冷えた自室に引きこもって眠り続けたのは気持ちよかったなあ。
中学時代。
蒸した体育館、冷めない身体、短い髪が汗で首にはりついてる。
部活と好きだった女の子の部屋と、花火大会でずるしたことしか思い出せない。後ろめたい夏。
小学生は夏のプール、校庭の脇、学童の前。中学生でははっきりと嫌悪感があったけどこの頃もなんとなく男の子といっしょなのがいやだったな。なんでいやなのかあまりわからないくらいぼんやりいやで、被るタオルに安心感を抱いてたね。
額に汗をかきながら自転車をこぐ。プール、図書館。お母さんの用意してくれた冷やし中華。
学生時代のことはやっぱりあまり思い出せない、
転校生はダンディじゃんよ
はい、スペース☆ダンディ第17話「転校生はダンディじゃんよ」の話をします。
スペダンは分割2クールなんですけど、わたくしなにを隠そう実は1クールめはどこかの時点でカロリーを消費できなくなってたのですが、2クール目のこのお話でめちゃくちゃハマりました!
え、ダンディってこんなにアニメとしておもしろかったんだ!ってそこで気づくという……
各話完結だったのであとまわしにしてたら録画がたまってしまってたんだけど、消してなくてよかったー!みたいな
そのくらいこの話でエネルギーをもらったね!
なんといっても作画がつよい!ミュージカルなのでダンスがあるのですが、手書きでぬるぬる動く!
ダンスシーンにCGを使うのも最近はめずらしくないけど、当時はたしか出始めたくらいだったのかな?質感に慣れず、アイマスアニメのダンスは手書きでほんとすごかったんだなぁ、なんて懐かしんでいたくらいのタイミングだったので衝撃を受けた覚えがあります。
ほんとうにすごい、美女はきれいに動くし宇宙人ぽい宇宙人はえんぴつ作画っぽくぬるんぬるんびよーんと伸びたりの遊びが入りながらで見ていてとても楽しくて。
わたしが作画を見るのが好きなのってほかには戦闘シーンもあるけど、ダンスシーンって戦闘シーンとちがってカメラをそこまで大きくは動かしにくいと思うので、そのぶん振りで枚数を重ねてると思うんだよね。ほんとにすごい。プロムで踊るダンディのスーツのしわがめちゃくちゃ好き。
ストーリーもカースト下位が上位に下克上!というだけでなく最終的に「All is all!」に着地するのがほんとうに気持ちよかったなぁ。大円団、すき。
スペース☆ダンディでは他にも「宇宙レースはデンジャラスじゃんよ」がギャグ的に楽しくて「明日はきっとトゥモローじゃんよ」がちょっとノスタルジーで好きで「悲しみのない世界じゃんよ」が世界観がいちばんへんてこで物悲しくて不思議で好きで「恋人たちはトレンディじゃんよ」がトレンディで楽しくてちょっと切なくて好きです
でもほんとうにどのお話もわりとちゃんと思い出せるくらいおもしろいからすごい作品だなあと思う。
なんというか、アニメ見てて楽しいのって「あー、これきっとスタッフさんたちも楽しんでそうだな!」みたいな熱を感じるときなんだよね。だから作画が良いとか演出にクセがあるとか、そういうのが好きで、スペース☆ダンディは各話ごとに脚本や演出が変わるからガラッと世界観が変わることが許されてて、むしろそうしてほしいっていうかんじだよね、だから、かなり遊べてたのではないかな〜と思うんですよね。そしてそれを視聴者として見れるのがとっても嬉しくて楽しいんですよ。
たまになにかしらひとつずつ見れるみたいな見返し方ができるのもわたし的につよいし、ちょーありがてえ〜
オタク全員に見てほしいって思うわけです
ひさしぶりだね、わたし
驚いた、二年前に書きかけてそのまま眠ってたブログを見つけた。
二年前……二年前……???
よく思い出せないけど、卒業目指してがんばってた最後の春だね。
あれからどうしてた?
わたしは、なんとか生きてるよ
あなたが思っていたよりいいことがあって
それなのに、
あなたが思っていたより何も変わらなくて
いまもたぶん憂鬱。
二年だもんね、そんなものかな。
でも、生きてる
ぜんぜん希望が見えなかったのに、半年後どころか三ヶ月後の自分も見えなくて真っ暗な中にうずくまってるだけだと思ってたのに、あなたは、わたしは、手探りでも少しずつ進んでたみたいだね。
自分でもびっくりしてるよ
今はまだ言ってあげられないけど、いつか、がんばったねって褒めてあげたいな。
揺れるブランコ
なんていうかさ、社会にコミットする必要はないんだよね。
素質的にはコミットできないわけじゃないし、できないというよりしたくないっていう感覚が大きい。精神的なもの。
(いや、本当は冬季うつもあるし人と接するのが苦手だったり感覚過敏で疲労しやすかったりとかいろいろあるけど)
他人から見ると、特に大きな不自由はなさそうなので、それでいいかなって。
取り繕えてればいいの。
だってべつにコミットしたいわけじゃないから。
そりゃあたりまえのように社会規範のなかにいるけど、心はいつでも自由だ。
これでいいってほんとうに思える。
いつでも戦えるように鋭い爪を隠して生きよう。
ちいさな矛盾が生じたとしても、笑って生きれるはず。
浮遊感
春、特有のあの感覚。
ふわふわ、薄れて、溶けていく。
それは幸せなものなんかじゃなくて
とても不安になる。
自分自身が溶け出して空気と混じって
現実がどこにあるのかわからない。
春の夜は、ざわざわしてる。
夜が深まるまで眠れなくて
だから昼間に眠くなる。
真夜中、0時の音がする。
どきどきする、はじまるのがこわい